【こ】
コア―(コア―抜き)
コンクリート、地盤等の状態を調査する目的で採取する円柱の試料。
あるいはその方法。
コア―ワニス
加熱乾燥性の電気絶縁ワニス。
電気機器の鉄心板の表面に起こるうず電気損失を防止する目的で、
けい素鋼板に塗るために用いる。
コイルエナメル
熱伝導性の良い電気絶縁塗料。
電気機器のコイルや絶縁物の表面を滑らかに仕上るのに用いる。
高圧水洗
水に50〜200kg/cuもの圧力をかけ、近距離から壁面に吹き付け、
表面を清掃ケレンする方法。(1500kg/cuもの超高圧水洗もある)
抗  菌
微生物の増殖を防ぎ、さらには死滅させること。
合成樹脂エマルション系厚付け仕上塗材(厚塗材E)
アクリル樹脂などの合成樹脂エマルションを結合材とし、細骨材、充填材、増粘剤、着色剤などを
混合したもので、必要に応じて下塗材、上塗材を用いる。
主として外装に吹付けによってスタッコ模様に仕上る。
樹脂スタッコとも呼ばれる。
合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材(薄塗材E)
合成樹脂エマルションを結合材とし、細骨材、充填材、着色剤を混合したもの。
内外装に吹付けによって砂壁模様に仕上る。
アクリルリシン、樹脂リシンとも呼ばれる。
基材同等防火材料第0004号
合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(複層塗材E)
主材は結合材として合成樹脂エマルションを用い、細骨材、充填材、増粘剤などを混合したもの
で、下塗材、上塗材をセットとして用いる。
主として外装に吹付け、ローラー塗りによる凹凸模様、凸部処理模様に仕上る。
アクリルタイル、エマルション系吹付けタイルとも呼ばれる。
合成樹脂溶液系薄付け仕上塗材(薄塗材S)
合成樹脂溶液を結合材とし、細骨材、充填材、着色剤などを混合したもの。
主として外装に吹付けによって砂壁模様、ゆず肌模様に仕上る。
溶剤系リシンとも呼ばれる。
合成樹脂溶液系複層仕上塗材(複層塗材RS)
主材は結合材として反応硬化形合成樹脂溶液を用い、細骨材、充填材などを混合した基剤と
硬化剤とからなり、下塗材、上塗材をセットとして用いる。
主材として乾燥硬化形合成樹脂溶液を用いるものもある。
主として外装に吹付け、ローラー塗りによる凹凸模様、凸部処理模様に仕上る。
エポキシタイル、エポキシ系吹付けタイルとも呼ばれる。
硬化剤
主材との反応により、硬化し初期の性能を与えるもの。
硬化促進剤
主材と硬化剤の反応を早くするもの。
抗菌剤
菌に対して抵抗性を持つ薬剤のこと。
銀イオンなどが抗菌剤として用いられる。
抗菌は細菌の増殖を抑える意味で、殺菌とは区別される。
工程短縮型塗料
シーラー兼フィラーなどのように、通常2回塗りの所を1回で済ませられるような2種類の
機能を併せ持つ塗料。
構 造
RC造
 鉄筋コンクリート造のこと。
SRC造
 鉄筋鉄骨コンクリートのこと。
PC造
 工場でコンクリートのパネルを作成し、現地で鉄骨に取付ける建物の構造。
S 造
 鉄骨造とこと。
柔構造
 応力を受けたときに変形の起きやすい構造。
壁式構造
 壁の組合せによる建物の構造。
ラーメン構造
 剛接合の構造。
木 口
木材の木目に直角な切断面。
高架水槽
集合住宅で各戸に給水するため建物の上部に一時的に貯水するための水槽
(FRP製・ステンレス製・鋼製など)
合成樹脂エマルション
酢酸ビニル・アクリルなどのモノマーを、水中で乳化重合させたもの。
主に建築用水性塗料が用いられる。
合成樹脂調合ペイント
鉄部・木部用のフタル酸アルキド樹脂を基体樹脂とした塗料。
構造クラック
建物の構造上の問題に起因する躯体にひび割れ。一般的に大きい。
光明丹
鉛丹―オレンジ色の顔料、あるいはそれを用いた塗料。
固形分
塗膜が乾燥して後に残る成分。
腰 壁
内壁で壁から下の壁の部分。
こしわけ
塗料を使用直前に攪拌し均等にしフルイで濾して使用する。
フルイはJIS Z 8801  標準フルイ #100〜210とする。
骨 材
砂・砂利・砕石などの総称―塗料では比較的大きな粒子の顔料。
こてむら
コテ塗りした時の跡がムラに見える状態。
小 梁
大梁によって支えられる梁。
小 庇
雨避け用の片流れの小屋根で最上階以外の部分。
コンクリート
セメント・砂利・砂からなる建築用の主な構造材。
コンシステンシー
非常に粘い性質又は、ビンガム物体の剛性すなわち変形に抵抗する性質を言う。
稠性ともいう。(岩波、理化学辞典)
粘度とは、ずり流動におけるずり応力とずり速度の比であるが、ニュートン流体に流動させる
とき、この値はずり速度が変わっても変わらない物質固有の値である。
ところが非ニュートン流体にずり流動させると、ずり応力とずり速度の間に比例関係が無い。
すなわち一定の粘度を示さない。
このような時、流動性を示すパラメーターをコンシステンシーという。
ストーマー粘度計やフォードカップで測定した値はコンシステンシーである。
(日本塗装技術協会、実用塗装・塗料用語辞典)
【か】 【き】 【く】 【け】 INDEX 色相用語