明るさ
物体の表面の明暗を表す度合。
色あし
原色を白で10倍位に薄めてその色合いを見ると、同じ原色でも顔料の違いにより色合いが異
なってくる、このような、その原色(顔料)独特の色合いをいう。
色合わせ
現在ある物体に色を合わせる作業。
色温度
色に対する色度感を色温度といい色温度が低い光は赤く、高くなるに従って白くなり、さらに高い
場合は青みを帯びてくる光を色温度が高いという。
色対比
二つの物体を同じに見た場合に強調される度合。
1.色相対比
  黄赤い台紙の上に小さいピンクの紙片をおいたときとクリームの台紙に同じピンクの紙片を
   おき両方を比べるとクリームの台紙の上のピンクが濃く見える現象を言う。

                
                 
2.明度対比
  黒い台紙と白い台紙の上に灰色の小さい紙片をおき両方を同時に見たとき白い台紙の上の
   灰色の紙片が濃く見える現象を言う。





 3.彩度対比
   あざやかな色の台紙とにごった色の台紙の上に各々同じ色の紙片をおいて見たとき、あざ
    やかな台紙の上の紙片よりにごった色の台紙の上の紙片のほうが彩えてみえる






色 再 現
調色作業条件を一定にすることにより、同色を何度でも再現できること。
色 刺 激
物体より反射した光が目に入ることにより、色の感覚を感ずるもの。
色 刺 激 値
色を光学的単位、X,Y,Z各々の感ずる範囲を数値化しその分布状態を測定するもの。
色 分 解
多色印刷物を光学的に色の波長領域毎に分けることを言う。
色 立 体
色の三属性「色相、明度、彩度」を立体的に、表面色を表したもの。
色の許容差
色合せ作業における指定された色と新たに作った色合いとの色差の許容範囲のこと。
色の見え、カラーアピランス
色は光源、および見る環境によって変わって見えます。
又、色の活用方法として屋外広告物や交通標識など遠くから見ても十分認識できる色。
色の表示、表色
色の見え方を色相、明度、彩度のように一定の法則によって表す方法。
色 、 色 彩
色には赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫、そして、薄い、濃いという色の感じ方、
色の見え方をJIS Z 8102(物体色の色名)では色名をつけわかりやすく表現している。
演色性(えんしょくせい)
照明(光の種類)によって物体色の見え方が変わって見える度合、例えば肉に赤系の
ランプを照射すると肉はさらに赤みを帯びて見える特性を言う。
オストワルト表色系
1909年ノーベル化学賞を受賞したウイルヘルム オストワルド氏によって考案された
表色系です。
オストワルドは無彩色、白、灰、黒を軸に有彩色、黄、赤、青、緑の順に三角形に表したもの。
可 視 光 線
人間の目で感ずる光の領域を言う。
カラーチャート
色票を系統的に配列したもの。
カラーバランス
調和の取れた色合いになっている状態。
加 法 混 色
光の混合の原理で赤、緑、青紫各々色フィルターによって得た光源を混合すること。
例えば赤と緑の光を混合すると黄の光を得ることができる。
赤、緑、青紫すべて、混ぜると白色光になり、演色性の良い光となります。
混合によって得られた色を二次色と言う。
二次色は原色の加算となるので常に原色より明るくなる。
寒 色
色相環の領域で青緑、青、青紫までを寒色という。
眼には涼しさを感じさせてくれる色合いです。
北空昼光(拡散昼光)
物体の表面色の色合せに用いる自然の昼光。
日の出三時間後から日の入り三時間前までの間の太陽光の直射を避けた北窓からの光を言う。
グレースケール
色の退色、及び汚染状況を無彩色スケールJISL 0804(変退色用グレースケール)の方法に
よって、判定する検査スケールです。
原  色
単一顔料で作られた塗料。
減 法 混 色
塗料の混色あるいは印刷インキ、染料など色材類の色を重ね合わすことにより、色々な色をつくり
だすことができます。
この方法を光学的に減法混合という。別に色フィルターも同様です。
基本の3原色として、赤紫(マゼンタ)黄(イエロー)青緑(シアン)をそれぞれ混ぜ合わせることに
より、色々の色を作り出すことができる。
この3原色を適量混合すると黒になる。
彩 度
色のあざやかさを表す尺度。
彩度の最も高いものを純度といい現在、塗料用着色材(顔料)では14が最高。
化学の進歩により更に高いものができる可能性もあります。
色差(ΔE)
2つの色の差。
目視による色感覚と機械的色差の関係
機 械 的 色 差 表 現 用 語
0.0〜0.5 きわめてわずか
0.5〜1.5 わずか
1.5〜3.0 かなり
3.0〜6.0 はっきり違う
6.0〜12.0 大いに
12.0 別の色
条件等色(メタメリズム)
二つの色が昼光の下では非常に良く合っていても、ある種の照明光、白熱電球の光のもとで
違って見えるものがあります。
このように見える,二つの色の関係のことを言う。
底 色(そこいろ)
塗面をすかしてみたときの色合。
光電色彩計
物体色を光学的に測色数値化する光学測色機。
濡れ色
塗膜の乾燥前の色。
液体で濡れているときの色。
配合色
2色以上の原色を混ぜ合わせた色。
補 色
余色ともいう。色度の異なる二色を混合すると無彩色になってしまう関係を言います。
(赤と青緑、黄と青紫など)
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