18章 塗 装 工 事
4節 合成樹脂調合ペイント塗料塗り(SOP)
18.4.1 一般事項
この節は,木部、鉄鋼面及び亜鉛メッキ鋼面の合成樹脂調合ペイント塗りに適用する。
18.4.2 塗料の種類
合成樹脂調合ペイント塗りの塗料の種類は特記による。
特記がなければ、1種とする。
18.4.3 木部合成樹脂調合ペイント塗り
木部合成樹脂調合ペイント塗りは,表18.4.1により、種別は特記による。
特記がなければ、屋外はA種、屋内はB種とする
但し,多孔質広葉樹の場合を除く。
表18.4.1 木部合成樹脂調合ペイント塗り | |||||||
工程 | 種別 | 塗 料 そ の 他 | 塗付量 (Kg/u) |
||||
A種 | B種 | 規格 番 号 | 規 格 名 称 | 種 類 | |||
素地ごしらえ | ◯ | 18.2.2による | ― | ― | |||
1 | 下塗り(1回目) | ◯ | ◯ | JASS 18M-304 | 木部下塗用調合ペイント | 合成樹脂 | 0.09 |
2 | 下塗り(2回目) | ◯ | ― | JASS 18M-304 | 木部下塗用調合ペイント | 合成樹脂 | 0.09 |
3 | パテかい | ― | ◯ | JIS K 5669 | 合成樹脂エマルションパテ | 耐水形 | ― |
4 | 研磨紙ずり | ― | ◯ | 研磨紙P120〜220 | ― | ― | |
5 | 中塗り | ◯ | ◯ | JIS K 5516 | 合成樹脂調合ペイント | ― | 0.09 |
6 | 上塗り | ◯ | ◯ | JIS K 5516 | 合成樹脂調合ペイント | ― | 0.08 |
(注) 1.下塗りは、塗料を素地によくなじませるように塗る。木口部分は、特に丁寧に行う。 2.素地ごしらえの種別は、塗料その他の欄による。 3.JASS 18M-304は、日本建築学会材料規格である。 |
規 格 | 塗料種別 |
JASS 18 M−304 | 木部下塗用調合白ペイント(合成樹脂) |
JIS K 5669 | 合成樹脂エマルションパテ |
JIS K 5516 | 合成樹脂調合ペイント |
官公庁塗装仕様種別の略号表示例 | ||||||
官公庁名 | JIS | 公共建築工事 標準仕様書 |
建築学会標準 仕様書(JASS) |
日本建築家 協会 |
日本建築 学会 |
都市再生 機構(UR) |
略 号 | 5516:2003 | SOP | SOP | SOP | SOP | SOP |
【塗装仕様】
18.2.2 木部の素地ごしらえ
7.4.3 木部合成樹脂調合ペイント塗り (平成31年版 公共建築改修工事標準仕様書)