7章 塗装改修工事
4節 合成樹脂調合ペイント塗り(SOP)

7.4.1  一般事項
この節は、木部,鉄鋼面、及び亜鉛めっき鋼面で既存塗膜が油性調合ペイント、合成樹脂調合
ペイント又はフタル酸樹脂エナメルの塗替え及び新規に塗る場合に適用する。

7.4.2  塗料種類
合成樹脂調合ペイント塗りの塗料の種類は、特記による。
特記がなければ、1種とする。

7.4.3  木部合成樹脂調合ペイント塗り
木部合成樹脂調合ペイント塗りは、表7.4.1により、種別は、特記による。
特記がなければ、次による。
(1)新規に塗る場合、屋外はA種、屋内はB種とする。
  ただし、多孔質広葉樹の場合を除く。
(2)塗り替えの場合はB種とする。
  但し、外部の場合は、工程3及び工程4は行わない。

表7.4.1 木部合成樹脂調合ペイント塗り
工程 種  別 塗 料 そ  の 他 塗付け量
(Kg/u)
A種 B種 C種 規格 番 号 規 格 名 称 種  類
下地調整  7.2.2による
表7.2.1によるRC種
下塗り1回目 JASS 18 M304 木部下塗用調合ペイント 合成樹脂 0.09
下塗り2回目 JASS 18 M304 木部下塗用調合ペイント 合成樹脂 0.09
パテかい JIS K 5669 合成樹脂エマルションパテ 耐水型
研磨紙ずり 研磨紙#120〜220
中塗り JIS K 5516 合成樹脂調合ペイント 0.09
上塗り JIS K 5516 合成樹脂調合ペイント 0.08
(注) 1.下塗りは塗料を素地によくなじませるように塗る。小口部分は、特に丁寧に行う。
   2.下塗りの吸込みの著しい場合は、目止めをし、研磨紙ずりを行う。
   3.JASS 18 M304は、日本建築学会材料規格です。

【塗装仕様】
 7.2.2 木部の下地調整(表7.2.1)
18.4.3 木部合成樹脂調合ペイント塗り  平成31年版公共建築工事標準仕様書

4節 合成樹脂調合ペイント塗り(SOP)