【ここでは、劣化程度が軽微(チョーキング程度)な場合で、シーラー不要の塗替えを紹介しています。】
水性シリコンユニ塗装仕様 (スズカファイン株式会社製品)
素   材 コンクリート・モルタル・窯業系サイディングボード
(旧塗膜 : リシン・吹付けタイル・スタッコ・EP・AEP)
部   位 外壁
塗装仕様 塗替え : 旧塗膜のテクスチャーを活かす場合【現行の模様を変えない】
規   格 低VOC水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂
1.商品構成
使用塗料 容量 色相 積算価格 備           考
上塗り 水性シリコンユニ 16kg 標準色  

2.塗装工程
工程 塗料名 塗装方法 調合割合
(%)
塗付量
(kg/u)
塗面積
(u/缶)
塗装間隔
(20℃)
素地調整 劣化した旧塗膜、付着物は皮スキ・ワイヤブラシ・サンドペーパー等で可能な限り除去し、
ゴミ・汚れ等をよく清掃して下さい。
上塗1回目 水性シリコンユニ ハケ・ローラー 5〜15 0.30〜0.40 40〜53 4h以上
上塗2回目 ハケ・ローラー  

3.作業内容
工  程 使   用   機   器   及   び   作   業   内   容
素地調整 劣化した旧塗膜、付着物は皮スキ・ワイヤブラシ・サンドペーパー等で可能な限り除去し、
ゴミ・汚れ等をよく清掃して下さい。
(水道水をかけながら洗車ブラシ等で洗浄すると効果的です。洗浄後はよく乾燥して下さい)
上塗1回目 1.水性シリコンユニ16Kgに、清水を5〜15%希釈し、150〜200g/u/回を刷毛・ローラー
  で塗装する。

2.塗装間隔は20℃で4時間以上とする。
上塗2回目 1.水性シリコンユニ16Kgに、清水5〜15%希釈し、150〜200g/u/回を刷毛・ローラー
  で
塗装する。
2.最終養生は20℃で24h以上とする。
塗装上の注意事項
●素地は十分に乾燥して下さい。(含水率10%以下、pH10以下)
●素地の巣穴、クラック、不陸、目違いなどは、予め樹脂モルタル、またはラフトンフィラーなどで補修し、
 平滑にして下さい。
●気温5℃以下、湿度85%以上及び結露が懸念される場合は、塗装を避けて下さい。
●強風時や降雨・降雪のおそれがある場合は、塗装を避けて下さい。

●吹付け塗装の場合は、飛散防止の養生など十分に注意して下さい。
●塗料は使用前に十分に攪拌し、均一にしてから塗装して下さい。
うすめすぎは、たるみ、隠ぺい不足、つや不良などを生じますので注意して下さい

●タレ、塗り残しなどがないように均一に塗装して下さい。
●仕様の各数値は、標準的な数値です。
 素地の形状や状態、塗装方法、環境などによって増減することがあります。

各工程の塗装間隔及び最終養生は所定の時間を厳守して下さい。
●シャッター、歩行部位への使用は避けて下さい。
●シーリング面に塗装する場合は、予めラフトン逆プライマーを塗装して下さい。
 (ポリサルファイド系シーリングの場合は、2回塗りして下さい。)
 尚、シリコン系及びブチル系シーリングの場合は、塗装を避けて下さい。

●塗装面とプラスチックなどの可塑剤を含むものとが接触する箇所には塗装しないで下さい。
●ベンチ、ジャングルなど人が乗るもの、またテーブル・カウンター・棚など物を置くものへの塗装は避け
 て下さい。

●補修塗りは、使用した塗料(同一ロット)を用いて、同じ塗装方法で行って下さい。
●塗装後のはけ、ローラー等の用具は塗装後、直ちに洗浄して下さい。

外壁塗替え  水性シリコンユニ