屋根塗装のクレームと対策 |
現象 | 原 因 | 対 策 |
白 化 | @.塗膜乾燥前に雨があった。 A.塗膜乾燥前に結露があった。 B.メタノールを含むシンナーを使用。 |
@.雨の降りそうな時は塗装しない A.結露の生じる季節は午後三時頃までに作業を終える。 B.専用シンナーの使用 |
変 色 | 異種塗料の混入 | 他塗料との混用はしない。 |
はがれ | @.砂、泥、ゴミ等異物の除去不足 A.下地の乾燥不足 B.亜鉛引鉄板に直接塗装した |
@.デッキブラシ、スクレーパー等で丁寧に清掃。 A.下地が十分に乾燥してから塗装。 B.ウォッシュプライマーを下塗りとして塗装。 |
ブリード | @.刷毛・ローラー返しを必要以上のした。 A.塗料の含みの少ない刷毛・ローラーで 強くこすった。 B.刷毛・ローラーの適正希釈率以上に シンナーで薄めた。 |
@.刷毛返しを少なく丁寧に塗装する。 A.こすれる状態になったら直ちに塗料を含ませる。 B.適正範囲内で希釈した塗料で塗装する。 |
色分かれ | @.シンナーの溶解力不足。 A.シンナーの薄めすぎ。 B.異種塗料の混入。 C.塗料中へ水の混入。 D.希釈して長く放置した塗料を使用。 E.塗料の顔料分散が悪い。 |
@.専用シンナーを使用。 A.適正範囲内で希釈した塗料で塗装する。 B.他メーカー品との混用はしない。 C.保管場所は屋内とする。 D.電動攪拌機で十分に攪拌した塗料を使用する。 E.別のロットの塗料と取り替える。 電動攪拌機で十分に攪拌する。 |
ぶ つ | @.異物の混入。 A.異種塗料の混入。 B.貯蔵安定期間を大幅に越えたものを 使用した。 |
@.ふたを開けたまま保管しない。 A.他メーカー品との混用はしない。 B.新しいロットの塗料と取り替える。 |
沈 殿 | @.異物の混入。 A.異種塗料の混入。 B.貯蔵安定期間を大幅に越えたものを 使用した。 C.沈降防止剤が失効した。 |
@.ふたを開けたまま保管しない。 A.他メーカー品との混用はしない。 B.C新しいロットの塗料と取り替える。 |
艶引け | @.塗膜乾燥時に雨が降った。 A.塗膜乾燥時に結露があった。 B.下地の乾燥不足。 C.適正範囲外での希釈。 D.塗装時に塗料ダストが付着した。 E.シンナーの不適合。 F.異種塗料の混入。 |
@.雨の降りそうな時の塗装は避ける。 A.結露のある季節では早めに作業を終える。 B.十分に乾燥を確認し塗装する。 C.適正範囲内での希釈を守る。 D.風の強いときの塗装は避ける。 パターン幅の狭いエアレスチップを使用。 E.専用シンナーを使用する。 F.他メーカー品との混用はしない。 |
あ わ | @.炎天下で塗装。 A.不適正のシンナーを使用。 |
@.涼しい時間帯に塗装する。 A.専用シンナーを使用。 |
ふくれ | @下地の乾燥不十分(水分の付着) A完全に乾燥していない塗膜に雨等の水分 がかかった場合。 |
@雨の降った後は十分に乾燥を確認する。 結露のある季節では朝早くの作業は止め屋根が十分に 乾燥してから塗装する。(特に北向き) A降雨・降雪等が予測される場合は塗装を避けてください。 |
透け | @.希釈が多すぎた。 A.薄く塗りすぎた。 |
@.適正範囲内で希釈した塗料で塗装する。 A.適正使用量を守る。 |
たれ | @.希釈が多すぎた。 A.厚く塗りすぎた。 |
@.適正範囲内で希釈した塗料で塗装する。 A.適正使用量を守る。 |