18章 塗装工事
2節 素地ごしらえ
18.2.1 適用範囲
この節は、木部、鉄鋼面、亜鉛メッキ鋼面、モルタル面、コンクリート面、ボード面等の
素地ごしらえに適用する。
18.2.4 亜鉛メッキ鋼面の素地ごしらえ
亜鉛メッキ鋼面の素地ごしらえは表18.2.3により、種別は特記による。
特記がなければ、塗り工法に応じた節の規定による。
表18.2.3亜鉛メッキ鋼面の素地ごしらえ | |||||
工 程 | 種 別 | 塗料その他 | 備考 | ||
A種(注) | B種(注) | ||||
1 | 汚れ、 付着物除去 |
○ | ○ | ― | ― |
面の処理:スクレーパー、ワイヤーブラシで等で除去する。 | |||||
2 | 油類除去 | ○ | ― | ― | ― |
面の処理:弱アルカリ性液で加熱処理後、湯又は水洗い。 | |||||
― | ○ | ― | |||
面の処理:溶剤拭き | |||||
3 | 化成 皮膜処理 |
○ | ― | ― | ― |
面の処理:リン酸塩処理後、水洗い乾燥又はクロメートフリー処理後、乾燥 | |||||
A種(注):A種は製造所等で行うものとする。 B種(注):鋼製建具等に使用する亜鉛メッキ鋼板の種別は、B種とし、工程3の化成皮膜処理を行ったもの とする。 |
2節 素地ごしらえ