15章 左官工事
7節 マスチック塗材塗り
15.7.1 一般事項
この節は、コンクリート面、押出成形セメント板面、モルタル面及びALCパネル面に、
マスチック塗材を多孔質のハンドローラーを用いて塗る工法に適用する。
15.7.2 マスチック塗材塗り
(1)マスチック塗材塗りは、表15.7.1により、○印の工程を行い、種別は、特記による。
表15.7.1 マスチック塗材塗り | |||||
工 程 | 種 別 | 塗 材 そ の 他 | 塗付量 (Kg/u) |
||
A種 | B種 | ||||
素地こしらえ | ◯(注)1 | 18.2.5又は18.2.6による | ― | ||
1 | 下地押え | ◯ | ― | 合成樹脂エマルションシーラー | 0.12 |
― | ◯ | マスチックC用シーラー | 0.12 | ||
2 | 塗材塗り | ◯ | ― | マスチック塗材A | 1.20 |
― | ◯ | マスチック塗材C | 1.80 | ||
3 | 仕上材塗り | ― | ◯ | つや有り合成樹脂エマルションペイント 2回塗り | 0.20 |
(注) 1.素地ごしらえの種別は、塗材その他の欄による。 2.押出し成形セメント板面の素地ごしらえは、表18.2.6によるB種とする。 |
(2)マスチック塗材は、マスチック塗材の製造所において調合されたものとする。
(3)マスチック塗材は、施工に先立ち攪拌機を用いて攪拌する。
(4)塗付けは、下地にくばり塗りを行った後、均し塗りを行い、次にローラー転圧により
パターン付けをして、一段塗りで仕上げる
(5)塗継ぎ幅は、800mm程度とし、塗継ぎ部が目立たないように、むらなく仕上げる。
(6)パターンの不ぞろいは、追掛塗りをし、むら直しを行って調整する。
官公庁塗装仕様種別の略号表示例 | ||||||
官公庁名 | JIS | 公共建築工事 標準仕様書 |
建築学会標準 仕様書(JASS) |
日本建築家 協会 |
日本建築 学会 |
都市再生 機構(UR) |
略 号 |
【塗装仕様】
18.2.5 モルタル面及びプラスター面の素地ごしらえ
18.2.6 コンクリート面、ALCパネル面及び押出し成形板面の素地ごしらえ(a)
18.2.6 コンクリート面、ALCパネル面及び押出し成形板面の素地ごしらえ(b)