７章　塗装改修工事
２節　　下地調整

７．２．１　　一般事項
塗替えで、表７．２．１から表７．２．７のRB種の場合の既存塗膜の除去範囲は特記による。
特記がなければ塗替え面積の３０％とする。

７．２．４　　亜鉛めっき鋼面の下地調整
亜鉛めっき鋼面の下地調整は表７．２．３により、種別は特記による。
特記がなければ、ＲＢ種とする。
表７．２．３亜鉛メッキ鋼面の下地調整
工　　程 種別 塗　料　そ　の　他 面　　の　　処　　置
RA種 RＢ種 RＣ種

１

既存塗膜等
の除去

 ◯ ― ― ― ディスクサンダー、スクレーパー
等により、塗膜等を全面除去する。
― ◯ ― ― ディスクサンダー、スクレーパー
等により、劣化し脆弱な部分を
除去し、活膜は残す。

2

 錆の除去 ◯ ◯ ― ディスクサンダー、スクレーパー
等により除去する。
3 汚れ、
付着物除去		 ◯ ◯ ◯ ― 素地を傷つけないようにワイヤ
ブラシ等により、除去する。
4 油類除去 ◯ ◯ ― ― 溶剤ぶき。
5 研磨紙ずり ― ◯ ◯ 研磨紙Ｐ２４０〜３２０ 全面を平らに研磨する。
（注）
1．無塗装既存亜鉛メッキ鋼面に塗装を行う場合は、ＲＡ種とし、工程１を省略する。
２．新規鋼製建具等に使用する亜鉛めっき鋼板は鋼板の製造所で化成皮膜処理を行ったものとし、
　　下地調整はＲＣ種として、工程５に代えて油類除去（溶剤ぶき）を行う。
３．鋼製建具以外の新規亜鉛めっき鋼板に塗装を行う場合のＲＡ種は、工程１及び２を省略し、
　　工程５に代えて弱アルカリ性液で加熱処理後、湯又は水洗いとし、化成皮膜処理を行う。

２節下地調整