平成31年版  4章 外壁改修工事

7節 マスチック塗材塗り

4.7.1  一般事項
この節は、コンクリート面、押出成形セメント板面、モルタル面及びALCパネル面に、
マスチック塗材を多孔質のハンドローラーを用いて塗る工法に適用する。
4.7.2  マスチック塗材塗り
(1)マスチック塗材塗りは、表4.7.1 により、〇印の工程を行い、種別は特記による。
表4.7.1  マスチック塗材塗り
工     程 種   別 塗 料 そ の 他 塗付量
(Kg/u)
A種 B種
下地調整 (注)1 7.2.5[モルタル面及びプラスター面の下地調整]
又は7.2.6[コンクリート面、ALCパネル面及び
押出成形セメント板面の下地調整]
による。
下地押え 合成樹脂エマルションシーラー 0.12
マスチックC用シーラー 0.12
塗材塗り マスチック塗材A 1.20
マスチック塗材C 1.80
仕上材塗り つや有り合成樹脂エマルションペイント 2回塗り 0.20
(注)
1.下地調整の種別は、塗材その他の欄による。
2.押出成形セメント板面の素地ごしらえは、表 7.2.6[コンクリート面及び押出成形セメント板面の
  下地調整]によるRB種とする。
(2)マスチック塗材は、マスチック塗材の製造所において調合されたものとする。
(3)マスチック塗材は、施工に先立ち、攪拌機を用いて攪拌する。
(4)塗付けは、下地にくばり塗りを行ったのち、均し塗りを行い、次にローラー転圧によりパターン
  付けをして一段塗りで仕上げる。
(5)塗継ぎ幅は、800mm程度を標準とし、塗継ぎ部が目立たないように、むらなく仕上げる。
(6)パターンの不ぞろいは、追掛け塗りをし、むら直しを行なって調整する。
(7)部分改修工法は、(1)から(6)までにより既存部分との模様を合わせるように施工する。
平成31年版 第4章外壁改修工事標準仕様書